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『Blog』相場ショックと「マイホーム購入タイミング」― 落ちてくるナイフと不動産の話 ―

株や経済の解説を聞いていると、必ず出てくるフレーズがあります。

「リーマンショックの後、落ちてくるナイフを拾えた人は今めちゃくちゃ儲かっている」

そしてもう一つ、有名なウォール街の言葉。

「相場は悲観の中で生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、幸福の中で消えていく」

この「ショック」「恐怖」「落ちてくるナイフ」の話は、
じつは マイホーム購入の考え方 にもそのまま応用できます。

今回は、
リーマンショックやVIX(恐怖指数)、マネタリーベースの話をヒントに

✅ 「いつ買うべきか」より
✅ 「どんな状況なら買っていいか」

という軸で、自宅不動産購入のタイミングを整理していきます。

1. ショックは何度も来る。でも世界は終わらない

動画の中で語られていた通り、
市場にはこれだけの「ショック」がありました。
• ITバブル崩壊
• 9.11
• サブプライム問題
• リーマンショック
• コロナショック
• 関税ショック・令和のブラックマンデー など…

そのたびに

「もう終わりだ」
「日本は沈む」

と騒がれましたが、
長いチャートで見ると、ちゃんと回復している。

少なくとも、
• ショック直後の”大底”で買えた人
• 悲観ムードの中でコツコツ仕込めた人

は、数年〜十数年後に大きなリターンを得ているのが現実です。

2. リーマンショックは「そこ」だった

印象的だったのは、この指摘です。

リーマンショック=大暴落のイメージだけど、
リーマン破綻の日(2008/9/15)の下げ自体は「そこ」だった。

本当に怖かったのは、
• 「次はどこが倒産する?」という “噂”
• サブプライムの損失額が 誰にも計算できない”見えない恐怖”

この「見えない・分からない」時期に、
人々の心理が一番荒れて、株価が一番売られた。

でも、振り返ってみれば

「あのときが大底だったよね」

という典型例になっているわけです。

3. VIX(恐怖指数)40超え=みんなが震えているタイミング

動画では、VIX(ビックス)という指標も紹介されていました。
• 平常時:10〜20くらい
• 大きなショック:40〜80を超えることも
• 9.11
• リーマン
• コロナショック など

検証すると、

✅ VIX 45超えが21回
✅ その1年後の平均リターンは+約35%
✅ マイナスになったのは1回だけ

だから講師はこう言っていました。

「VIXが40超えたら、目つぶって少しずつ買え」

もちろん”明日上がる”ではなく、
• 3〜4年というスパンで見たときに
• 恐怖がピークのときに仕込んだ人が報われている

という事実を示しているわけです。

4. マネタリーベースと「お金のジャブジャブ状態」

もう一つ重要なのが、中央銀行の役割。
• アメリカはリーマン後、マネタリーベース(市中のお金)を一気に増やした
• 日本は当初、ほとんど増やさなかった → 円高・デフレ・輸出産業ボロボロ
• 2012年の第二次安倍政権で「異次元緩和」を開始 →
マネタリーベースと株価が一緒に上昇

つまり、

「お金をジャブジャブにする=資産価格を押し上げる力が働く」

ことをはっきり示しているグラフでした。

これからも、
インフレ・通貨価値の目減りは続く可能性が高い。

だからこそ講師は、

「インフレ時代は”資産運用”が必須になる」

と言っていたわけです。

5. これをマイホーム購入にどう活かすか?

では本題。
この話を自宅不動産購入にどう活かすか?

ポイントはシンプルです。

① ニュースに振り回されすぎない
• 「◯◯ショック」「株が大暴落!」
• 「日本終わった」「金利が上がるぞ!」

こういう見出しのたびに、

「今は危ないから、家を買うのはやめておこう…」

と、ずっと先送りしていると、
• 地価・建築費・人件費の上昇
• インフレによる通貨の目減り

にじわじわやられ、
“いつまでも賃貸で家賃だけ払い続ける人生”になりかねません。

株と同じで、

「一番の底で買うこと」は不可能です。

大事なのは

✅”買ってもいい基準”が満たされた時に、
✅ 無理のない条件で、淡々と一歩踏み出せるか

です。

② 「悲観の中で生まれ…」を住宅市場にも当てはめる

ウォール街の言葉を、住宅に置き換えるとこうなります。

• 悲観の中で生まれる:
→ 景気後退・ショック直後、誰も買いたがらないとき
• 懐疑の中で育つ:
→ 「まだ下がるかも」「本当に大丈夫?」と言われる時期
• 楽観とともに成熟:
→ ニュースで「不動産バブル」「マンションブーム」と騒がれる
• 幸福とともに消える:
→ みんなが儲かって「今買っても遅くない?」と盛り上がり、そこから失速

自宅購入で「悲観の中で…」を狙う必要はありませんが、

少なくとも、

📌 テレビやSNSが不動産の明るい話だらけのときに
📌 焦って”高値掴み”をする

のは避けたいところです。

逆に、
• 金利上昇不安
• 景気悪化ニュース
• 「今は様子見」と言う人が増えている

こういう “少し空気が重い” タイミングにこそ、

自分の家計とライフプランがOKなら、
落ち着いて条件の良い物件を拾いに行く

というスタンスが、実は合理的です。

③ 「VIX40」みたいな”自分のGOサイン”を決める

株の世界では、VIX40超えを
「長期で見れば買いのチャンス」として使っていました。

マイホームの場合も、
“自分だけのVIX40” を設定しておくとブレません。

例えば:
• 🧮 返済比率:
「手取り年収の◯%以内ならOK(例:20〜25%以内)」
• 💰 自己資金:
「頭金+諸費用で◯◯万円までは自前、それ以上は無理しない」
• 📍 立地条件:
「駅徒歩◯分以内/人口が減りにくいエリア/再開発エリア」
• 🕰 時間軸:
「少なくとも10年以上は住む前提(短期転売は狙わない)」

これらの条件を満たしたら、

「ニュースがどうであれ、自分にとっては”買っていい時”」

と判断できるようにしておきます。

ショックで周りがビビっているときこそ、
• 良い物件が出てきたり
• 価格交渉の余地が生まれたり

“買う側にとっての追い風” が吹くことも多いからです。

6. 「落ちてくるナイフ」をマイホームで真似しないために

とはいえ、
株の世界でいう「落ちてくるナイフ」をそのまま真似して

「暴落したから、とりあえずどこかの物件をフルローンで!」

は完全に危険です。

マイホームは
• レバレッジのきいた巨大な借金
• かつ生活インフラそのもの

なので、逆転が難しい。

だからこそ、
1. 無理のない返済計画(固定費が人生を圧迫しない)
2. 10年単位で見ても住み続けられるエリア
3. 「売却しても最低限ローンは返せる」ライン

を押さえた上で、

「世の中の悲観」と
「自分の家計とライフプラン」

この2つを冷静に分けて考える必要があります。

7. まとめ:ニュースではなく、自分の軸で決める

今回のポイントを整理すると…
• ショック・暴落は何度も起こるが、世界は終わっていない
• リーマンも「そこ」だったように、
一番怖いときが、長期的には割安なことが多い
• VIX40超えのように、
“恐怖のピーク”はチャンスに変えられる
• 中央銀行がマネタリーベースを増やしている限り、
インフレと資産価格の上昇圧力は続く
• マイホーム購入では、
「いつが底か」ではなく “どんな条件なら買っていいか” を決める
• ニュースよりも
自分の返済比率・資金・立地・時間軸で判断する

💬 最後にひと言。

「世の中が悲観の中にあるとき、
自分の軸が整っている人だけが、静かに良い資産を拾っていける。」

マイホーム購入もまったく同じです。

「ショックが怖いから何もしない」ではなく、
“ショックに強い買い方” を一緒に設計していく。

そんな視点で、自宅不動産の購入タイミングを考えてみてください。

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